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  • FUKUOKA BEAT REVOLUTION

追悼と感謝--ロックンロールの聖者・鮎川誠が紡ぐ“三都物語”+1

更新日:2023年11月25日


本2023年1月29日に膵臓癌のため、74歳で永眠した鮎川誠。その生涯と素顔、彼の家族と仲間に迫ったドキュメンタリー映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠~ロックと家族の絆~』(監督・編集:寺井到)が先日、8月25日(金)から全国公開された(福岡では8月11日から先行上映されている)。


同映画の始まりは鮎川誠に密着したドキュメンタリー番組「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」だった。2023年2月5日(日)、隔週日曜日深夜に放送されるTBS番組「ドキュメンタリー『解放区』」で放送された。監督は福岡のテレビ局「RKB毎日放送」の寺井到。彼が制作し、2022年7月に九州地区で放送されたドキュメンタリー番組「74歳のロックンローラー 鮎川誠」がベースになっている。同番組はRKB毎日放送の公式YouTubeチャンネルに2週間限定で公開されると、10万回再生を記録したという。その反響からオリジナルは30分だったが、TBSで放送された際には1時間の拡大版になっている。前述通り、2月5日に放送がされることになったが、放送の7日前に鮎川が逝去。番組の最後には「シーナ&ロケッツの鮎川誠さんは1月29日、永眠されました。最後の瞬間までロックに身を捧げた生涯でした」というテロップが加えられた。


また、この3月に開催された「TBSドキュメンタリー映画祭2023」ではドキュメンタリー映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』として上映されている。同映画は東京限定で上映されたが、4月28日から5月11日まで、福岡で凱旋上映されている。

今回、公開された『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』は『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』をベースに貴重なライブやプライベートなどの未公開映像、新たにインタビューを加え、さらに少年期を福岡で過ごし、上京後、鮎川の住む下北沢の中華料理屋で、甲本ヒロトとともにアルバイトをしていたという松重豊がナレーションをつけている。上映時間も『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』は75分だったが、『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』は98分になった。ドキュメンタリー“番組”をドキュメンタリー“映画”に仕上げているのだ


映画の中では浅井健一や土屋昌巳、甲本ヒロト、友部正人、森純太、百々和宏、山口洋、花田裕之、大江慎也、穴井仁吉、柴山“菊”俊之、坂田“鬼平”紳一などもコメントを出しているが、ミュージシャンだけでなく、久留米、福岡時代を知る上田恭一郎や田原裕介、操寿三郎など、学生時代の友人、当時のロック喫茶オーナーなども発言している。鮎川の盟友にして、“6番目のサンハウス”と言われたジュークレコードの松本康(昨2022年9月28日に逝去。享年73になる)に映画の中で出会えるのも嬉しいだろう。


そして、何よりも鮎川やシーナ、そして家族の言葉も貴重である。詳述は避けるが、映画館の暗闇の中、光を灯す言霊となって、見るものの涙腺を刺激する。


また、鮎川の作った曲達が迫力の映像と音響で聞ける。日本のロック史に残る貴重な映像も多く、ドキュメンタリー映画としてだけでなく、ロック映画としても長く記憶に留められるものがあるだろう。すべてのロックファンに見てもらいたい映画だ。



公式サイト:https://rokkets-movie.com/


東京・下北沢 新しい生誕祭「鮎川誠 追悼ライブ<音楽葬>」



2023年5月2日は鮎川誠の誕生日(1948年5月2日生まれ。福岡県久留米市出身)である。その前年、2022年5月2日には「鮎川誠 74thバースディ記念ライブ」が行われた。シーナ&ロケッツ、鮎川誠Play the SONHOUSEとして2ステージをこなしている。全30曲、2時間45分もの演奏を繰り広げた。そのことを思うと、2023年5月2日の“鮎川誠 75thバースディ記念ライブ”がまさか“音楽葬”になるとは、誰もが信じられなかっただろう。なかなか、現実として受け入れられないものがあったはずだ。


2020年にNHK Eテレで『SWITCHインタビュー 達人達「柄本明×鮎川誠」』が放映された(昨2022年7月にも再放送されている)。ともに40年以上、東京・下北沢在住、再開発で変わる下北沢ですれ違った同い年の2人がこれまでの人生とこれからの人生を語り合っている。鮎川誠と言えば下北沢の象徴であり、柄本明同様、多くの方が見かけている。鮎川が出演するライブハウスや行きつけの喫茶店なども多い。東京で勝負をかけるため、我が子をシーナの実家へ預け、北九州を離れ、上京(その後、長女・次女を呼び寄せ、三女が生まれている)。それ以来、下北沢が故郷となった。



その日、下北沢で「鮎川誠 追悼ライブ<音楽葬>」が行われた。場所はシーナの追悼ライブを始め、シーナ&ロケッツの大切なライブを行った「GARDEN」(2020年10月に閉店)を“前身と”する「シャングリラ」(2020年12月に「GARDEN」の跡地に同店を開店している)だ。



豪華絢爛なゲスト達の鮎川への愛情と尊敬、LUCY MIRROR、奈良敏博、川嶋一秀、澄田健、松永浩などの献身と貢献、そして鮎川姉妹の決断と行動がかくも盛大な“生誕祭”を成功たらしめたといっていいだろう。


シーナ&ロケッツ

(LUCY MIRROR、奈良敏博、川嶋一秀)


GUEST

浅井健一 / BLANKEY JET CITY 「LAZY CRAZY BLUES」

穴井仁吉 / ザ・ロッカーズ 「STIFF LIPS」「たいくつな世界」

岩口タカ&本間章浩 / 赤と黒 「オマエガホシイ」

坂田“鬼平”紳一 / サンハウス 「なまずの唄」「キングスネークブルース」「爆弾」「もしも」

柴山“菊”俊之( 菊 ) / サンハウス 「キングスネークブルース」「爆弾」

澄田 健 / VooDoo Hawaiians 「スイートインスピレーション」「もしも」他

ダイアモンド・ユカイ&木暮shake武彦 / RED WARRIORS 「I GOT YOU, I FEEL GOOD」

土屋昌巳 / 一風堂 「YOU MAY DREAM」

鶴川仁美 / ザ・ロッカーズ「TRAIN TRAIN」「夢のパラダイス」

花田裕之 / ルースターズ「なまずの唄」「DO THE BOOGIE」

松永 浩 / Play The SONHOUSE 「なまずの唄」「DO THE BOOGIE」「キングスネークブルース」

百々和宏 /  MO’SOME TONEBENDER 「ロックの好きなベイビー」「STIFF LIPS」「たいくつな世界」

森 純太  / JUN SKY WALKER(S) 「レモンティー」

山口勝平 / らんま1/2、ONE PIECE(ウソップ) 「I LOVE YOU」


順番は五十音順で名前の後のバンド名はいずれも鮎川が最初に会った時のバンド。「」は参加曲。




曲順や参加曲など、セットリストとしては体をなしていないが、五十音順や鮎川が最初に会ったバンド名などは、ゲスト決定後に同ライブの告知で使用された書式を踏襲している。ちなみにアンコールではシーナ&ロケッツと澄田健で「涙のハイウェイ」、そしてゲストが全員出演して、「ROCK IS ALRIGHT」が披露されている。


ただ、澄田健に関しては表記している曲以外にもシナロケやサンハウスのナンバーなどに多数、参加している。ゲストと言うより、むしろ、サポートと言っていいだろう。また、松永浩も同様にPlay The SONHOUSEをサポートしている。ソロでの歌唱などもなく、サポートに徹しているが、彼らがいなければこのライブは成立していなかったかもしれない。それゆえ、献身と貢献になる。


短時間にこれだけのメンバーを集め、かくも盛大な“音楽葬”をなし得たのは驚愕に値する。鮎川姉妹の決断と行動がなければ、この“音楽葬”は開催できなかった。


そんな中、常にフロントに立ち続けたLUCYの成長も目を見張る。数年前まではゲストとして彩りを添える存在だったが、いまやその場を仕切り、バンドを牽引する確固たるフロントライナーになった。勿論、奈良敏博や川嶋一秀、そして鮎川誠の音楽的、精神的な支援と応援があったからこそ、なし得たことだろう。


そして、この“音楽葬”は改めて鮎川誠の音楽を再評価し、それを遍く世に知らしめるものになる。そのために浅井健一や穴井仁吉、岩口タカ&本間章浩、坂田“鬼平 ”紳一、柴山“菊”俊之、澄田健、ダイアモンド・ユカイ&木暮shake武彦、土屋昌巳、鶴川仁美、花田裕之、松永浩、百々和宏、森純太、山口勝平など、鮎川に縁ある豪華な仲間達が集い、LUCY MIRROR、奈良敏博、川嶋一秀というシーナ&ロケッツのメンバーとともに鮎川の名曲たちを歌い継いだ。鮎川は“自分が書いた曲は子供ようなものだ”というが、彼が紡いだ音楽の魅力をいろんな角度、いろんな表現で再現して見せたのだ。鮎川誠の魂と作品は残り、永遠に愛され続ける。



久留米「SUMMER BEAT'23」--鮎川誠に最大の感謝を込めて!



1966年、いまから57年前の夏、高校生だった鮎川誠が初めてギターを持ってステージに立った『サマービート’66』。同ライブは久留米で開催されたエレキバンドによる初のコンサート。場所は石橋文化センター内の50mプール(現在は飛び込み台だけオブジェとして残っている)に浮かんだ特設ステージだった。



会場の石橋文化センターは久留米出身のブリジストンの創業者、石橋正二郎より寄贈された文化・芸術施設。四季折々の花々や紅葉に彩られる庭園にはコンサートホール、美術館、石橋正二郎記念館、坂本繁二郎旧アトリエなどがある。久留米は昔から文化を育む街で、画家では坂本繁二郎、青木繁、古賀春江、音楽・芸能では鮎川誠を始め、石橋凌、藤井フミヤ、松田聖子、入家レオ、田中麗奈、吉田羊……など、数多輩出している。ちなみに九州一の大河・築後川と豊かな自然が有名で、久留米は日本の「三大酒どころ」のひとつ、とんこつラーメンの元祖である久留米ラーメン、うなぎのせいろ蒸し、久留米焼きとり、久留米餃子など、ご当地グルメにも事欠かない。



2023年8月13日(日)、日本列島に台風が吹き荒れる直前、鮎川誠の生まれ故郷、ロックシティ“久留米”で行われた「サマービート'23 MAKOTO祭り!~Greatest Thanks鮎川誠」。サンハウスやシーナ&ロケッツに憧れ、久留米を中心に活動してきたTHE 0942(0942は久留米の市外局番!)の宮田慎がいつか、鮎川誠とステージに立ちたいと言う夢を見て企画した2020年、コロナによる延期を経て、同年11月『サマービート2020 MAKOTO祭り!』として“サマービート’66”の記念すべき復活と、共演という夢を実現させた。一昨2021年はコロナで実現できなかったが、昨2022年は2年ぶりに復活。『サマービート’22 MAKOTO祭り』は、8月14日(土)に“66”同様、真夏の開催になった。昨年はシーナ&ロケッツだけでなく、鮎川誠 Play The SONHOUSEのステージも披露している。



本2023年8月13日(日)に行われた「サマービート'23」、昨年は主人公がいたが、今年は主人公がいない。鮎川を敬愛するTHE PRIVATES、THE0942、Ahead's、KING BEEなど、後輩達がサンハウスやシーナ&ロケッツのナンバーとオリジナルを歌い、“MAKOTO祭り!~Greatest Thanks鮎川誠”というサブタイトルの通り、鮎川への「最大の感謝」を込め、熱演を繰り広げた。



そしてシーナ&ロケッツは、5月の“音楽葬”にもサポートとして参加していた澄田健がフルサポートしている。それも鮎川のギブソンレスポールを抱え、鮎川のマーシャルアンプにシールドを突っ込み、LUCY MIRROR、奈良敏博、川嶋一秀とともにシーナ&ロケッツやサンハウスのナンバーを歌い、演奏する。それは驚愕と歓喜を持って受け止められ、その場にいるものはシーナ&ロケッツの“2023年のサマービート”に酔いしれた。鮎川へ深い感謝を捧げつつも、逆にシーナ&ロケッツからたくさんの感謝を貰ったかのようだ。“追悼ライブ”ではなく、“感謝祭”といっていいだろう。



LUCYが1年前の「サマービート’22」を“ここにくると余命五ヶ月で、シナロケとPlay The SONHOUSE、炎天下の2ステージができるか、不安だったことを思い出す。でも全身全霊の演奏が出来たのは皆が応援してくれたおかげ。ありがとう。幸せだった”と振り返る。いまにして思えば、昨年5月に病が発覚、余命5ヶ月を宣告され、それを家族以外の誰にも告げることなく、演奏活動を続けた――そんな状況の中、鮎川誠は最高のステージを見せてくれたのだ。故郷、久留米の石橋文化センター共同ホールで鮎川は病いの辛さなど、まったく見せず、笑顔を浮かべ、演奏をしている。そんな鮎川誠、そしてシーナへ“最大の感謝をこめて!”開催されたのが今年の「サマービート’23」である。



繰り返すが、この日、シーナ&ロケッツは確かに復活した。前述通り、奈良敏博(B)、川嶋一秀(Dr)、LUCY MIROR(Vo)にサポートとして澄田健(G)が加わる。澄田は鮎川のギブソンレスポール、そう塗装の剥げた黒の1969年製のギブソン・レスポール・カスタムを抱き、鮎川のマーシャルアンプにシールドを突っ込んでいる。この日、その4人でシナロケを再現する――それは澄田にとっても大役であり、まさに重責である。


しかし、澄田はそんなプレッシャーに押しつぶされることなく、自由に羽ばたいてみせる。やはり、ギターとアンプが変われば出音が違う。あの轟音になるのだ。ただ、再現するだけでなく、そこには澄田の音の意匠や作法も散りばめられる。勿論、Understatementとしてだ。それは厳かな儀式のようでもあった。この日、澄田は弾き終えたギターをギターテクニックに返す際、恭しく手渡す。取り扱い注意の魂や言霊が宿る神器を奉納する。そんな感じだろうか。


「スイートインスピレーション」や「ハッピーハウス」、「オマエガホシイ」、「LAZY CRAZY BLUES」、「レモンティー」、「YOU MAY DREAM」、「涙のハイウェイ」……など、シーナ&ロケッツとは何かを物語る選曲である。シナロケやサンハウスの曲たちはロックに関わる契機と夢と勇気を与える――ここにいる多くのものがそうだろう。このイベントを主催したTHE 0942、そして鮎川誠や山口富士夫の薫陶を受けたたTHE PRIVATES、赤と黒の本間彰章浩が結成したスリーピースバンド、Ahead's、サンハウス直系の大場由文率いるTHE GODZILLA改めKING BEEなども例外ではないだろう。彼らの歌や演奏は鮎川誠への感謝に溢れる。改めて繰り返すが、これは追悼ライブではなく、感謝祭だろう。いずれにしろ、歌と演奏で天国の鮎川誠やシーナへ思いを届ける。





この日は昨年に続き、久留米のイメージキャラクター「くるっぱ」もロック仕様で会場へ来たものを迎える。お盆でもある。きっと、鮎川もシーナも来ていたはず。それが日本のお盆というものだろう。鮎川とシーナの笑顔が心の中で浮かぶ。


会場に行けば鮎川誠に会える。昨年の「サマービート’22」で、鮎川がステージに登場する時、満面の笑顔を浮かべていたのは、既に生きられる時間が少ないことを知っていてもここに来ればシーナに会える、メンバーとともに観客を前にしてロックができるという喜びがあったからではないだろうか。



鮎川は福岡県の有数の進学校と知られる久留米の名門校「福岡県立明善高等学校」(明善高校は理数科の偏差値が72、最難関大学に多数の合格者を出している。校訓は「克己・盡力・楽天」。画家の青木繁、音楽家の中村八大、「CDの父」と言われる技術者、工学博士の中島平太郎などを輩出している)の出身である。常に成績優秀で、多くの期待をかけられていたという。しかし、受験に失敗。1年間、浪人している。翌年、1968年に鮎川は国立の「九州大学農学部」に合格。同大に入学している。福岡でサンハウスを結成。シーナと出会い、その翌日、春吉(福岡市中央区)の3畳一間のアパートで鮎川とシーナ、二人の生活がスタートしている。



福岡 過去を現在へ、現在を未来へ繋ぐ――BEATの未来予想図「鮎川誠 追悼ライブ 福岡 SHEENA &THE ROKKETS MAKOTO AYUKAWA FAREWELL LIVE HAKATA<音楽葬>」

Photo: 石澤瑤祠




そして、「サマービート ’23」の翌日、8月14日(月)にはサンハウス、シーナ&ロケッツが生まれた街、福岡のライブハウス「CB」で「鮎川誠 追悼ライブ 福岡 SHEENA &THE ROKKETS MAKOTO AYUKAWA FAREWELL LIVE HAKATA<音楽葬>」が行われる。穴井仁吉や坂田"鬼平"紳一、松永 浩、延原達治&手塚稔、花田裕之、……など、多くの友人達もゲストとして駆け付ける。勿論、澄田健もサポートとしてシーナ&ロケッツに加わる。鮎川のためにたくさんの人達が集まった。



会場は川嶋一秀がオーナーを務める福岡の中心街・天神の西鉄天神駅から徒歩15分ほどの長浜3丁目にあるライブハウス「CB」である。近くには福岡中央卸売市場やボートレース場「ペラボート」もある。ベイサイドのロックの拠点だ。


開場時間の午後6時になると、開場を待ちわび、早い時間から列をなしていたロックファンが会場へと吸い込まれる。同世代のファンだけでなく、後追いでファンになった若者も少なくない。久しぶりと、シーナ&ロケッツの会場でしか会わない、知り合い達も駆けつける。旧友再会。始まる前から懐かしい話に花が咲く。会場には鮎川のギターが展示され、壁や柱などにはシーナ&ロケッツのメモリアルなポスターやフライヤー、写真などが飾られる。“HOUSE OF SHEENA&THE ROKKETS”という趣きだ。記念として写真に収める方もたくさんいた。


開演時間の午後7時を数分過ぎ、ステージのスクリーンに鮎川誠が登場する。そのまま「バットマン・テーマ」と「ビールスカプセル」を演奏する鮎川が映し出される。演奏を終え、メンバーを紹介するところで、スクリーンの幕は降ろされる。ステージにはLUCY MIROR(Vo)、奈良敏博(B)、川嶋一秀(Dr)、そして鮎川のギブソンレスポールを抱え、鮎川のマーシャルアンプにシールドを突っ込んだ澄田健(G)がいた。奈良は澄田とLUCYの名を叫び、そのまま「スウィート・インスピレーション」(1984年『ニューヒッピーズ』収録)がLUCYのキュートな声で歌われる。そして、アルバム『HAPPY HOUSE』(1988年)のタイトルトラック「HAPPY HOUSE」、「ボン・トン・ルーレ」(1982年に細野晴臣のプロデュースでリリースされたシーナのソロ・アルバム『いつだってビューティフル』収録。作詞は鮎川の盟友、松本康)と畳みかける。澄田はギターだけでなく、コーラスも奈良や川嶋とともにサポートする。彼も鮎川同様、歌えるギタリストであることを再確認させる。




LUCYは“鮎川とシーナが青春時代を過ごした福岡で追悼ライブができました。鮎川が全身全霊で演奏が出来たのは、皆の応援のおかげです。ありがとう”と、観客に告げる。それは、鮎川からの観客への言付けではないだろうか。


阿久悠が全歌詞を提供した1994年のアルバム『ROCK ON BABY』のタイトルトラック「ROCK ON BABY<ロックの好きなベイビー抱いて>」を披露した後、ゲストが加わる。最初のゲストとして穴井仁吉が紹介される。奈良はステージを穴井に譲る。穴井は、サンハウスは当然として、シーナ&ロケッツも“めんたいロック”なる言葉が生まれる遥か以前、全国区になる前から注目して、追いかけていたという。アマチュア時代にTH eROCKERSとTHE MODSで、福岡の女子大学の学園祭に出演して、出番が終わってから穴井だけ、撤収を手伝わず、1978年11月23日、福岡大博多ホールで行われるエルビス・コステロの初来日公演のオープニングアクトを務めたシーナ&ロケッツを見るため、そのまま駆け付けている(笑)。


いうまでもないが、穴井は1996年の「ニューイヤーロックフェス」から99年の「Wilko Johnson + Sheena & The Rokkets Japan Tour GOING BACK HOME 1999」まで、約3年間、シーナ&ロケッツにメンバーとして在籍。これまた、いうまでもないが、TH eROCKERS、THE ROOSTERZ、シーナ&ロケッツという福岡の音楽シーンを代表する3バンドに在籍したのは彼だけである。細野晴臣がプロデュースしたアルバム『@HEART』(1997年)のレコーディングに参加。また、1998年8月1日(土)、2日(日)に東京都豊洲地区「東京ベイサイドスクエア」で開催された「FUJI ROCK FESTIVAL '98 in TOKYO」(シナロケの出演は8月1日)にも出演している。穴井はシーナ&ロケッツのセカンド・アルバム『真空パック』(1979年)に収録された「STIFF LIPS」と、サード・アルバム『CHANNEL GOOD』(1980年)に収録された「たいくつな世界」でベースだけではなく、ヴォーカルも務める。実はベースだけでなく、歌まで歌うことにプレッシャーを感じていたらしいが、本番は見事にやりきっている。下山淳、延原達治、茜とのバンド、アカネ&トントンマークで、全員が演奏だけでなく、歌うことを科している。その成果だろう。


穴井がステージを奈良へ譲る。4人のシーナ&ロケッツが「オマエガホシイ」を披露した後、『MAIN SONGS』(1985年)に収録された「今夜はたっぷり」、『CHANNEL GOO』(1980年)に収録された「ONE NIGHT STAND」(作詞は松本康)というハードでエッジーながらキュートでポップなナンバーを畳みかける。それらの曲たちはLUCYらしさに溢れる。セットリストはすべてLUCYが決めているという。代表曲は当然として、シナロケらしさだけでなく、いま、彼女が歌いたい歌が自然に選ばれている。


二番目のゲストは花田裕之(Vo、G)と、坂田“鬼平”紳一(Dr)、松永浩(G)である。澄田とLUCY、川嶋がステージを彼らに譲る。坂田、松永、奈良というメンバーが揃えば、昨2022年、サンハウスのナンバーを演奏するために結成した「Play The SONHOUSE」だ。いうまでもなく、花田が鮎川から受けた影響は絶大で、“流れ”など、自らのソロライブでは、サンハウスのナンバーをカバーしている。ギターを弾くのは彼しかいないだろう。


まずは、サンハウスといえば、お馴染み「ナマズの唄」を披露する。オリジナルに比して見劣りしない猥雑と混沌を演奏に込める。花田が本当に嬉しそうに演奏しているのが印象的だ。同曲を終えると、花田は“THE ROOSTERS(Z)時代にやっていたサンハウスの曲をやります”と告げ、「ふっと一息」(同曲は1984年にリリースしたアルバム『GOOD DREAMS』に「All Alone」としてカバーされている)を滋味たっぷりな歌と演奏で聞かせる。


同曲を終えると、奈良が段取りを間違えたのか、花田を送り出そうとする。花田が驚いた顔をしている。奈良も気づき、もう1曲やることを慌ててフォローする。そのもう1曲は、「風よ吹け」である。観客は同曲を聞けて、僥倖ではないだろうか。花田が異を唱えなければ、そのまま終わってしまったかもしれない。勿論、花田は彼らと一緒にできる時間を愛おしく感じ、味わってもいる。演奏前に花田は“奈良さんと鬼平さんと演奏できる、高校時代の自分に教えてあげたい”と語っている。花田にとって、サンハウスはアイドルである。花田の演奏中、舞台の袖で、穴井が熱心に見ている。サンハウスという太い根っ子、福岡のロックを愛する少年たちのルーツである。彼らが福岡のロックシーンに与えた衝撃を目の当たりにするとともに繋がりというものを意識せざるを得ない。


「風よ吹け」を歌い終えると、花田は“なんなら、もう1曲やりますか”と、奈良に話しかける。奈良のドギマギする顔を見て、花田は嬉しそうに微笑む。いたずらっ子な顔が覗く。そのやりとりはちょっとした“寸劇”を見ているかのようだった。


花田がステージを去り、LUCYがステージに戻って来る。彼女から「Play The SONHOUSE」として10月に博多でライブが行われることが発表される。日時や場所は公開されていないが、“次がある”のは嬉しい限り。澄田も加わり、サンハウスの名曲にして、日本のブルースの名曲「キングスネークブルース」が披露される。澄田は鮎川のギターでブルースを絞り出す。こんなにもブルージーな音は、やはり何かが取り憑いたのか。鮎川のギターが澄田のブルースを引き出す。続けてシーナ&ロケッツのデビュー・アルバム『#1』(1979年)に収録された「ブルースの気分」を披露する。さらにサンハウスの「もしも」を軽快に歌う。原曲(!?)はマーサ&ザ・ヴァンデラスの「ヒートウェイブ」だが、ガールポップに寄せているところがLUCYありきというべきかもしれない。


三番目のゲストはTHE PRIVATESの延原達治と手塚“ショーネン”稔。彼らはDELTA ECHOというユニットでも活動している。延原はサンハウスやシーナ&ロケッツだけでなく、村八分、THE TEARDOROPSなどにも影響を受け、深い敬愛を表明している。実際、鮎川誠や山口富士夫など、日本のロックレジェンド達との関りは深く、かつて鮎川誠と山口富士夫のセッションのバックアップもしている。そのセッションには同じく鮎川と山口を敬愛する花田裕之も参加していた。同時に彼らとの共演は数知れず。ライブでもサンハウスやシーナ&ロケッツの曲をカバーしている。THE PRIVATESそのものは東京で結成されたバンドだが、気分は“めんたいロッカー”といっていいだろう。


延原は“心の中に鮎川さんはいます。そして、今日は会えると思って、楽しみに来ました”と告げ、延原と手塚の二人はシーナ&ロケッツとともにロケッツの「I’M FLASH<ホラ吹きイナズマ>」(1984 年『ROKKET SIZE』THE ROKKETS)、シナロケの「LAZY CRAZY BLUES」(1979年『真空パック』収録)、「クレイジー・クール・キャッツ」(作詞は松本康。1982年『クールソロ』鮎川誠)など、鮎川のソロナンバーを中心に披露していく。その歌はイベントだから歌ってみましたというものではない。聞いていると、それが普段から歌われていることがわかる。鮎川が作った名曲たちが歌い継がれていく、まさにそんな現場に立ち合うことになる。


延原と手塚がステージを去り、ステージにはシーナ&ロケッツが残る。LUCYは“思いや願いは届くと思います。心はいつも一緒です。鮎川もシーナも側にいます”と語り、「ロケットライド」を歌う。その演奏はその思いがロケットに乗り、飛び立ち、天に届くかのようだ。何かが乗り移ったのかもしれない。シーナ&ロケッツというバンドが神々しく光り輝く。続けてシーナが作詞・作曲して、デビュー・アルバム『#1』(1979年)に収録され、さらに『@HEART』(1997年)で細野晴臣のプロデュース、アレンジで再録された「TRAIN TRAIN」を披露する。ロケットからトレインへと乗り換えつつも、彼らが飛び続け、走り続けることに変わりはない。同曲からアルバム『PINUP BABY BLUES』(1981年)のタイトルトラックで、糸井重里が歌詞を書いた「ピンナップ・ベイビー・ブルース」が歌われる。彼らが地下鉄に乗り換えたわけではないが、いずれの曲もシーナらしさに溢れる。彼女の軌跡を刻むかのような選曲の妙に唸らされた。


ライブはエンディングに向かい、疾風怒濤の如く、「CRY CRY CRY」(『PINUP BABY BLUES』収録)、「レモンティー」が披露される。「レモンティー」では観客とのコール&レスポンスが行われる。このコロナ禍の中、様々な制限や規制があったが、漸く、ロックな日常が戻ってきつつある。


LUCYが“最後の曲です”と告げ、「YOU MAY DREAM」が歌われる。シーナ&ロケッツの代表曲にして、永遠のスタンダード。数年前の“朝ドラ”の劇中曲としても起用された。まさに夢を繋ぐ歌。いつの時代も観客の心と身体を射る。同曲を歌い終えると、彼らはステージから消える。


当然、アンコールを求める拍手は止まない。そんな拍手に促され、4人はステージに戻って来る。LUCYは“デビューシングル「涙のハイウェイ」を聞いてください”と観客に語り掛け、同曲が披露される。シーナ&ロケッツのスタート地点。ここから彼らの物語は始まった。その場にいるものは彼らの物語と自らの物語を重ねているのではないだろうか。誰も笑顔になっていく。


同曲を歌い終えると、LUCYは“最後の曲は皆、出て来て!”と、穴井仁吉や花田裕之、坂田“鬼平”紳一、松永浩、延原達治、手塚“ショーネン”稔など、この日のゲストを呼び込む。彼らとともにロメル・アマードが飛び入りで参加する。ロメルは故桑名正博がヴォーカルだったファニーカンパニーのギタリストとして活躍。ファニーカンパニー時代にサンハウスと福岡で共演している。彼はファニーカンパニー脱退後、憂歌団のドラマー、島田和夫と、「ロメル・アマード&ザ・レッド・ドッグス」を組んでいた。2012年に島田が急逝、彼が神戸で開催していたイベントを、彼の意志を引き継ぐ形で、「ロックンロール・ジャンボリー」として、東京生まれ、神戸育ちのロメルが故郷・神戸にて開催している。鮎川はサンハウス後、ロメルと会う機会はなかったが、縁あって、再会する。以後、そのイベントの第1回から毎回、出演していた。ロメルは鮎川のために急遽、駆け付けたのだ。


出演者全員でデビュー・アルバム『#1』に収録された「I LOVE YOU」を歌い、演奏する。その場にいるものすべてに愛が降り注ぐ、そんな空気感が会場を満たす。誰もが笑顔である。とりわけ、奈良の飛び切りの笑顔が印象的だ。彼らは“音楽葬”を見事にやりきった。同時に、それはバンドとしての成長の証だろう。繰り返しになるが、特にLUCYの成長は著しい。責任あるものとしての自覚と覚悟、表現者としての切磋琢磨と奮闘努力。その歌は表情を持ち、聞くものへ直截に届く。天与のものだけでなく、不断の努力が彼女を唯一無二のヴォーカリストにしている。歌い続けるべきだろう。


同曲を終えると、誰もが立ち去りがたいという心持ちながら一人、一人、一人……と、ステージから消えて行く。観客も名残惜しそうにステージを見つめる。アンコールを求める拍手は鳴りやまない。その中、BGMが流れ、会場は明るくなる。時計は午後9時23分を表示していた。会場にはシーナ&ロケッツのアルバム『メインソング』(1985年)に収録された「この道(THIS WAY)」が流れている。北原白秋の詩に山田耕筰が曲を付けた「この道」をシーナ&ロケッツ流にアレンジしたナンバーだ。




WALK THIS WAY――彼らがこの道を行くかはわからない。しかし、人生はわからないもの。高校時代にシーナ&ロケッツ(TVKの「Fighting 80」で初めて見たそうだ)を聞きだし、サンハウスは30代半ばになってから聞いたという澄田もまさか、自分がシーナ&ロケッツでギターを弾くとは思わなかったという。それも鮎川誠のギターとアンプ(当初はギターだけだったが、スタッフから福岡へアンプも持ってきたと言われ、急遽、ギターだけでなく、アンプも使用することになった)で、あの爆音を再現することになるとは、想像もできない未来だったかもしれない。これも神の差配だろう。予想もつかないことが起こるから人生はおもしろい。この日、彼らの演奏を聞いた鮎川とシーナは続けることを願ったはずだ。きっと、その場にいた誰もがそう思い、願ったことだろう。



東京、久留米、福岡と、鮎川誠に捧げた三つの追悼と祝祭。そして鮎川が紡いだ三つの街の物語。それは“三つで一つ”だろう。3カ所を見ることで、鮎川誠が成し得たことがより鮮明になってくる。



そして“三都物語”+1


実は“三つで一つ”ではなく、“四つで一つ”ではないかと思っている。“四つ目”は勝手な思い込みで、単なる願望に過ぎないが、東京(下北沢)、久留米、福岡(博多)と来たら、やはり北九州(若松)でも見たくなるというもの。それもシーナが“あそこでロックしたい”と言った高塔山野外音楽堂である。


鮎川とシーナは子供が生まれ、シーナの実家である北九州市の若松に福岡から移り住んでいる。シーナの家族との交流は鮎川とシーナの青春時代を描いたドラマ『You May Dream~福岡発地域ドラマ~』(2018年にNHKで放送された。シーナを石橋凌の次女、石橋静河、シーナの父親を松重豊が演じている。鮎川を自分に似て、よか男という福山翔太が演じた)。同ドラマは『シーナの夢 若松,博多,東京,HAPPY HOUSE』(西日本新聞社)という本がモチーフになっている。同書からの引用になるが、“シーナ&ロケッツのヴォーカルであり、ギタリスト鮎川誠の妻でもあるシーナは2015年2月14日、この世を去っている。その翌年、2015年3月、悲しみ冷めやらぬ四十九日に、福岡県北九州市若松のシーナの実家で鮎川へロングインタビューが行われた。鮎川が旧友たちだけに語ったのは、亡き妻シーナへのあふれるほどの愛の言葉”だった。そのインタビューを基にしたCROSSFMのラジオ番組「HAPPY HOUSE~The family's starting point」は、第11回日本放送文化大賞・ラジオ部門グランプリを受賞。RKB毎日放送でもテレビ番組「豆ごはん~追悼! 愛され続けたロック歌手シーナ 若松の商店街からロック界永遠の女王へ!」として放送され、大きな反響を呼んだという。そのインタビューをしたのがラジオパーソナリティーの栗田善太郎、ジュークレコードの松本康、そして『シーナ&ロケッツ 鮎川誠~ロックと家族の絆~』を監督したRKB毎日ディレクターの寺井到だった。


花田は当時、“鮎川さんが北九州にいることを知って、驚いた”という。憧れのヒーローは地元にいた。まだ、アマチュア時代の大江慎也や池畑潤二、花田裕之は小倉の松田楽器や高塔山の野外音楽堂でシーナや鮎川に会ったという。大江などは実際に鮎川の家まで行っていたそうだ。そんな所縁のある北九州・若松で、大江慎也や池畑潤二、花田裕之、井上富雄、冷牟田⻯之、広石武彦、倉掛“HIDE”英彰……など、彼らがどんな歌や演奏を見せてくれるか、興味はつきない。やはり、3つの街で過去を現在へ、現在を未来へ繋ぐ、壮大なロック絵巻を見せられたら、次を期待したくなるものだ。密かな楽しみにしておく。



と、ここまでは「福岡BEAT革命」のFBページにライブから数日後に、思い込みや願望で書いたが、先日、8月26日(日)に「高塔山ロックフェスティバル」のFBページに「高塔山ロックフェス2023」開催の告知がされた。鮎川とシーナの写真とともに「SHEENA&ROKKETS FOREVER」と言う言葉もあった。10月1日(日)福岡天神公園特設ステージ、10月21日(土)北九州若松高塔山野外音楽堂、そして同フェスのURLが記載されていた。出演者など、詳細は一切、明かされていない。同ページには「第一報になります。詳細は今しばらくお待ちください。」とだけ、記載されている。同フェスがどのようなものになるか、わからない。いまは第二報を待つしかないだろう。いずれにしろ、鮎川の紡ぐ街の物語に新たな章が加わるのは嬉しい限りだ。




高塔山ROCK FES 2023


高塔山ロックフェス@天神

10月1日(日)OPEN13:30 START14:00

会場:天神中央公園 特設ステージ

◎小雨決行(荒天時は有料配信での無観客開催となります)

前売 6,000円 当日 7,000円

◎大学生以下無料(要学生証の提示)※『ガクラク』提供

配信 3,000円(イープラス Streaming+)

【出 演】

シーナ&ロケッツ

 LUCY MIROR(Vo,Tamb)奈良敏博(B)川嶋一秀(Dr)澄田 健(G)

苗場音楽突撃隊 博多01

 池畑潤二(Dr)花田裕之(G,Vo)細海 魚(Kb)隅倉弘至(B)青木ケイタ(Sax)タニー・ホリディ(Vo)

横道坊主

THE GRYDER(ex.NEW DOBB)

aldo van eyck

AREINT

【主 催】GRYDER WORKS Inc.

【制 作】株式会社 NEO倶楽部

合同会社 共創テクノロジー

     高塔山ロックフェス実行委員会

【協 力】福岡グローバルアーツ協議会、『ガクラク』

【後 援】福岡県

●入場チケットは『BASE』専用サイトにて販売中

●イープラス【配信&Streaming+】にて後日販売開始

◎当日は朝10時より、たくさんの飲食ブースやキッチンカー、『大学園祭』と題していくつもの学園祭告知ブース等が出店します。高塔山ロックフェスの都市型開催にご期待ください。


入場チケットはこちらから





高塔山ロックフェス2023 高塔山会場 

日時:10.21(土)OPEN 9:30 START 10:00 会場:北九州市若松区 高塔山野外音楽堂   ※小雨決行※荒天時はJR小倉駅新幹線口そば   あるあるシティ7Fホールでの開催となります。 料金:前売 6,000円 当日7,000円    ●学生 3,000円(要:学生証の提示)●小学生以下無料    ◎入場チケットは『BASE』専用サイトにて販売 https://takatouyama.thebase.in/    ◎イープラス 【配信&Streaming+】 https://eplus.jp/

◎入場の際に1ドリンク代500円が必要となります。  ライブ配信 3,000円(イープラスStreaming+) ★無料シャトルバス運行 (JR戸畑駅北口←→大橋通り(JR若松駅そば)←→高塔山)

<出演> ●SHEENA & THE ROKKETS LUCY MIRROR(Vo,Tamb)、澄田健(G) 穴井仁吉(B)、金崎信敏(Dr) ●THE GRYDER(ex.NEW DOBB) ●桐明孝侍 from THE KIDS ●MODERN DOLLZ ●Makoto&kaz(ex.BOØWY) ●BAN BAN BAZAR ●黒木渚 featuring 森田真奈美 jazz band ●Little Pink Summer ●月追う彼方 ●Art title ●怪獣ピクルス ●N9S feat.KAZYA(Guest.HIDE) MC:KAZYA(DrunK!、ex.175R)

【主 催】GRYDER WORKS Inc. 【制 作】株式会社 NEO倶楽部      合同会社 共創テクノロジー      高塔山ロックフェス実行委員会 【協 力】福岡グローバルアーツ協議会、『ガクラク』 【後 援】北九州市、 LOVE FM、(公社) シルバー人材センター、門司赤煉瓦倶楽部(NPO法人)、(一社)まちはチームだ




SHEENA's 46th BIRTHDAY LIVE

-シーナ&ロケッツ 46回目のバースディライブ-


2023年11月23日(木・祝)

新宿ロフト


出演:シーナ&ロケッツ

LUCY MIRROR、奈良敏博、川嶋一秀、澄田健

SPECIAL GUEST


開場:18:00 / 開演 19:00

Adv.5,500円 / Door.6,000円 (+1D)



前売りチケット発売:


シーナ&ロケッツOfficial Ticket Centerにて9月16日(土)から発売

※プレイガイド9月23日(土)から発売予定


主催:ロケットダクション


後援:ソニーミュージック、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント・スピードスターレコーズ





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